渋谷区長が世界に向けて、ハロウィーン当日、「渋谷に来ないでほしい」と呼びかけました。会見の中で区長は、渋谷駅の封鎖も検討していたことを明かしました。
異例の「渋谷封鎖も考えた」“ハロウィーン来ないで宣言”

加藤シルビアキャスター:
渋谷区の長谷部健区長は5日、記者会見で「韓国・ソウルの梨泰院での雑踏事故と同様の事故がいつ起きてもおかしくない」と、ハロウィーン目的で「渋谷に来ないで」と世界に呼びかけました。
2022年10月29日、韓国・ソウルの梨泰院で、ハロウィーン前の梨泰院周辺に約10万人が集まり、雑踏事故で150人以上の方が亡くなるという大惨事からまもなく1年になります。渋谷区の対策はどのようになっていくのでしょうか。

5日の記者会見では「渋谷周辺の封鎖を検討しなかったか」という質問に対し、長谷部区長は「検討したことはある。ただ街を封鎖するというのは区の権限で到底できない」と話しました。ただ対策は強化していくということです。

【渋谷ハロウィーン対策強化】
・10月28日~31日 パトロール・路上飲酒を注意
警備員300人程度確保(去年の1.5倍)
区の職員150人程度確保(去年の2倍)
・10月27日~11月1日 条例により路上飲酒を禁止
路上飲酒禁止エリア内、約35店舗に酒類販売の自粛要請で多くの店舗が協力

・日本語と英語によるポスターで注意喚起
【注意】渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません。
路上飲酒禁止。これ、マナーではなく、条例です。
お酒は20歳になってても、今日はおうちに帰ってから。