10月3日(火)、強豪・大津高校サッカー部で「いじめ」があったことが明らかになったことを受け、5日(木)サッカー部総監督など学校側の関係者が連名でコメントを発表しました。
熊本県教育委員会によりますと、大津高校サッカー部に所属する高校3年生の男子生徒が去年1月、全国高校サッカー選手権大会の応援のため宿泊していた熊本県外の施設で、複数の先輩や同級生から「先輩にあだ名を付けた」として謝罪を強要された上、『全裸で土下座をさせられその様子をスマートフォンで撮影』されました。

熊本県教委はこの行為を「重大事態」として今後、第三者委員会を設置し、調査を進める方針です。
報道各社に「ファックスでコメント」男子生徒に謝罪したかはコメントせず
強豪校として全国でも知られる大津高校サッカー部で明らかになった「いじめ」行為。
問題が公表されて3日目の5日(木)、報道各社にファクスで大津高校の高野寛美(たかの ひろみ)校長や、サッカー部の平岡和徳(ひらおか かずのり)総監督たちが連名でコメントを発表しました。

ファックス内容「生徒の心のサインに気づけず、本人に寄り添えなかったこと、深くお詫び申し上げます。部全体でリスペクト精神を徹底し、再発防止に誠心誠意努めていく所存です」

学校側が男子生徒に謝罪したかについては、コメントしないとしています。
また、学校は学習用タブレットを使っていじめの訴えなどを書き込める相談システムを作り、10月5日(木)からまずはサッカー部を対象に運用をはじめました。来週中にも対象を全校生徒に広げ、他にいじめがないか把握したいとしています。