今年4月からの半年間に長野県内で発生したクマによる人への被害は、8件・9人となっていて、目撃情報は少なめだった2022年を上回っています。
県内では、9月27日に上高地を訪れていた韓国人の男性がクマに襲われてケガをするなど、4月から9月までの間に8件・9件の人への被害が起きています。

2022年度は、年間の人的被害が8件・8人で、それを上回るペースとなっています。

一方、出没情報は8月末までの時点で891件あり、坂城町の果樹園では、8月末から高級品種のナガノパープルを食べられる被害も確認されています。
出没情報の件数は、2019年度から21年度にかけてとほぼ同じ水準ですが、2022年の560件と比べると、1.6倍に増えています。

県によりますと、秋から冬にかけては、北部でブナやナラなどのドングリが不作で、クマの出没に注意するよう呼びかけています。














