去年6月、富山市の県道で車の衝突事故を起こしたにもかかわらず、警察の出頭要請に応じなかった88歳の男が事故から約1年3か月後の10月4日、過失運転傷害の疑いで逮捕されました。

過失運転傷害の疑いで逮捕されたのは、富山市布瀬町の無職・梅澤裕三容疑者(88)です。

警察によりますと梅澤容疑者は去年6月21日午後1時ごろ、富山市婦中町鵜坂の県道交差点で乗用車を運転中、右側から進行してきた70代の女性が運転する乗用車と衝突。女性は肋骨を折るなどの重傷を負いました。

事故後、梅澤容疑者は現場での実況見分と聴取に応じましたが、その後、警察の出頭要請に応じませんでした。そのため捜査が進まなかったことから、事故から約1年3か月が経過した10月4日、警察は梅澤容疑者を逮捕しました。

梅澤容疑者は、警察の取り調べに対し事故を起こしたことは認めていますが「私が青信号で相手が赤信号だった」と話し、容疑を否認しているということです。

警察は、詳しい事故の原因を調べています。