山口県宇部市の楠こもれびの郷・くすくすの湯で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたにもかかわらず、温泉施設の営業を続けていたことが4日、わかりました。

宇部市によりますと去年12月26日、浴槽の水質検査をしたところ、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されました。しかし、楠こもれびの郷の指定管理者・楠むらづくり株式会社は営業を継続。今月2日、宇部環境保健所から市に、公衆浴場法と旅館業法違反の指摘があり、判明したということです。くすくすの湯は3日午後から利用停止となっています。

検出されたレジオネラ属菌は最大で基準値の2倍程度で、これまでに健康被害は確認されていないということです。

市は午後3時から会見を開き、経緯などを説明する予定です。