たくさんの所属グループ 意見のズレが生じたらどうなる?

一方、ジャニーズ事務所には所属グループがたくさんあります。
TOKIO、KinKi Kids、20th Century、嵐、KAT-TUNなど、各グループが新たにエージェント契約をするかどうかはそれぞれのグループで話し合うしかないことになります。

そうなると、「グループ内で意見のズレが生じると、退所の可能性も」と江川記者は見ています。

ホラン千秋キャスター:
エージェント契約はおそらく個々のタレントによって契約内容が変わってくると思うので、一概に「こういう様式だ」と言えないところはあると思います。

もし私がエージェント契約を明日からするとなると、日本の芸能界はこれまで芸能事務所がタレントを雇うわけですよ。でも欧米を見ると、タレントがエージェントやマネージャーを雇います。今度は雇う側になるので、私が「エージェント契約になりました」となると、今まで自分の事務所スタッフがマネジメントしてくれていたものが、事務的な作業も含めて自分でやることになると思います。

もちろんジャニーズ事務所のスタッフは別に在籍しているので、そこの部分をお願いする契約もできると思うんです。なので、個々の方々がどれくらい自由にやりたいという裁量を自分に委ねる形で契約を結ぶのか、かなり幅は広いと思います。

ジャニーズ事務所が示したかったのは、おそらく支配的な立場をとらない姿勢を示したことが大きいのかなと個人的には感じています。

日比麻音子キャスター:
ですから、これまで応援してきた方々にとっても、所属タレントの皆さんにとっても、安心して新しい選択肢を前向きにチョイスできる環境であるという説明は引き続き求められていますよね。

ホラン千秋キャスター:
エージェント契約も可能になることは大きな一歩だと思うんですけれども、やはりグループ内で意見が割れた場合、どういう雇用形態をとっていくのかは、今後、事務所としても詰めていくところだろうと感じます。