環境省は海外から渡り鳥が飛来してくる10月ごろを鳥インフルエンザのシーズン開始としていて、関係者は対策を強めています。実際に2022年の1年間で国内では1771万羽のニワトリが殺処分されるにいたっていて、自治体の職員らは、拡大感染を防ぐための大規模な訓練に取り組んでいます。

富山県では鳥インフルエンザの感染拡大を防ぐため、毎年この時期に大規模な訓練を実施しています。3日は自治体の職員などおよそ130人が参加し、防護服の着脱方法を学んだほか炭酸ガスを使ったニワトリの殺処分の手順などを確認しました。

2022年、国内の農場や施設では鳥インフルエンザが84件発生し、およそ1771万羽が殺処分され過去最多を更新しています。富山県の担当課は、今シーズンも鳥インフルエンザの発生のリスクは高まっているとして衛生管理の徹底などに努めたいとしています。