高速道路での事故で多数の負傷者が発生したとの想定で、NEXCO(ネクスコ)中日本と警察や消防などによる合同救助訓練が行われました。


訓練は、諏訪市の中央道上り線で乗用車2台が接触し、3人のけが人が出たとの想定で行われました。

さらに、事故車両が道をふさぎ渋滞が発生、事故が起きた上り線は、緊急車両が通行できない状況です。

パトロール隊員:
「順行方向での到着は不可能な可能性あり」
隊長:
「救急車については順行ではなく逆走での進入を提案」

そこで想定されたのが、反対側の下り線の利用。


安全を確保した上で、消防車や救急車が「逆走」して現場に向かいます。

次に行われたのが車内に閉じ込められた人の救助訓練。

実際の現場で使われる大型の油圧救助器具を使って、車のドアを壊します。

緊迫感が広がる中、隊員たちが救助の手順を確認しました。

NEXCO中日本では、訓練で役割や連携を確認し、実際の現場に生かしていきたいとしています。