長野県小諸市の懐古園(かいこえん)で、国の重要文化財に指定されている門の案内看板と石垣に黒色の液体がかけられ、所有する神社が警察に被害届を提出しました。

小口記者:
「案内看板は懐古園の入り口のすぐ脇にあります。墨のような黒い液体が付着し、文字が見えなくなっています」

被害が確認されたのは、小諸城址懐古園の玄関口にあたる、「三之門」に設置された案内看板です。
所有する懐古神社によりますと、1日午前8時ごろ、看板に黒色の液体がかけられているのを市の職員が見つけました。

少なくとも、9月28日の時点では被害は確認されていなかったということです。
江戸時代に建築された「三之門」は国の重要文化財に指定されていて、液体は門の石垣にも一部、付着していました。
懐古神社 牧野直人(まきの・なおと)総代代表:
「考えられないひどいこと」
「どうしてこんなことをしたのか」

地元の人:
「こういう悪いことをする人がいるんだね。早く見つかればいいです」
「すごく残念ですよね。みんなで大事に引き継いでいきたいなというものなのに」
懐古神社では、2日午後、警察に被害届を提出し、看板は今後、新たなものを設置するとしています。
警察は器物損壊の疑いで捜査することにしています。














