自動車大手3社を相手に初めての一斉ストライキを行っているUAW=全米自動車労組が新たに2つの工場にストを拡大すると発表しました。
UAWは29日、労使交渉が進んでいないとして、ゼネラル・モーターズとフォード・モーターの工場2か所で新たにストを行うと発表しました。
UAWは、4年間でおよそ4割の賃上げなどを求めて15日、ステランティスを含む自動車大手3社の工場でストを開始。1週間後には部品配送センターでもストを実施していて、今回の拡大により対象は合わせて43か所となり、参加する組合員はおよそ2万5000人にのぼるということです。
組合側の戦略について専門家は。
S&Pグローバル・モビリティ ブリンキー氏
「次に何が起こるか会社側が予測できないようにして、スト対策をしづらくさせたいのです。それで会社に経済的な打撃を与え、要求をのませようというのです」
UAWが長期にわたるストをにらんでいると分析しています。一方、ストの参加者は。
スト行う組合員
「要求が通るまでどこにも行かないさ」
「生活できる賃金と手放した福利厚生などを返して欲しい」
「自分たちが生産している車を買うために戦っています、大変意味があります。自分たちが作った車に乗りたくても、今は叶わないんです」
「自分の作った車を買う賃金すらもらえていない」と訴える組合員。長年たまった低賃金への不満が強い賃上げ要求の背景にあるのだと、労働問題に詳しい大学教授は指摘しました。
コーネル大学 グローシェン上級経済アドバイザー
「自動車労働者はかつて、他の製造と比べ高賃金でしたが、いまは追い抜かれています。だから、最近の物価上昇の分だけでなく、賃金が低くなった長い期間の埋め合わせを求めているのです」
高い収益をあげる会社に対し、強い姿勢で挑む組合側。現職大統領がストの集会に現れ激励するという、政治も巻き込んだ前代未聞の労働闘争がいつ収束するのか、まだ見通せません。
注目の記事
多くの高校で導入「騙されない為の教科書」とは?【THE TIME,】

なぜ離島路線が “マイル修行” の舞台となったのか 「乗客の半数が空港から出ず、帰りの便に…」 満席続きの宮古ー多良間便、住民生活に支障でポイント2倍対象から外す 収束なるか

「戦後最短」真冬の選挙戦 消費税減税でほとんどの各党“横並び”物価高に有効か?「食料品の消費税ゼロ」飲食店の困惑 穴埋め財源も不透明のまま…【サンデーモーニング】

衆議院選挙 序盤の最新情勢を徹底解説 自民「単独過半数」うかがう勢い 一方で中道は大幅減か・・・結果左右する「公明票」の行方とは【edge23】

車の「フロントガラス」凍結に有効なアイテムとは?実験で分かった解決法

政策アンケート全文掲載【衆議院選挙2026】









