10月1日の日本酒の日を前に、岩手県大船渡市の酒蔵で今シーズン最初の日本酒の出荷式が行われました。

出荷式を行ったのは陸前高田市で津波の被害を受け、現在は大船渡市に工場を再建して酒造りを続ける酔仙酒造です。出荷されたのはとろりとした口当たりが特徴の活性原酒「雪っこ」です。式では新酒ができたことを知らせる「杉玉」を蔵の入り口に吊るして今年の初出荷を祝いました。金野連社長は「雪っこが市場に出てくると岩手は寒くなる。雪っこを飲んで体を温かくして楽しんでもらえれば」と話していました。今年の雪っこは去年より約1万リットル多い11万リットル生産され、岩手県内の店頭では日本酒の日である10月1日から、関東方面では来月中旬から販売されます。