公判後に五ノ井さん「悔しかった」

公判終了後、五ノ井さんは報道陣の取材に応じ、涙をこらえながら、怒りをあらわにしました。

記者 Q.公判について
五ノ井さん A.全く反省していないんだなという印象。本当にひどいなって…。正しい判決をしてほしい。

Q.これまでの被告人質問を受けて
A.許しがたい。許そうと思ったのは間違っていた。中途半端にしてはいけないと思うので、正しい判決が出るまで諦めない。彼たち(被告3人)が何と言おうと負けないように頑張る。

Q.被告Cが「五ノ井さんはうそをついている」などと証言したことについて
A.悔しかった。謝罪に関しても、自衛隊は指示していないと思っている。謝罪したいという隊員もいたので嘘じゃないと思っている。(被告も命がけで闘っているという証言について)どの口が言っているんだと思った。私は全て失ったし、ここで負けるわけにはいかない。本当に命をかけて闘っているので、正しい判決が出るまで自分を貫き通したい。

次の公判は10月30日に開かれ、五ノ井さんの意見陳述が行われたあと、結審する見込みです。

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