■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間29日、濱江体育館)
バドミントン女子団体で前回金メダルを獲得した日本が準々決勝から登場。第1試合の女子シングルス世界ランク2位・山口茜(26、再春館製薬所)が右足の負傷で途中棄権となったが、チャイニーズ・タイペイにその後3連勝。準決勝進出を決め、3位決定戦が無いため銅メダル以上を確定させた。
山口は第1ゲームを同ランク4位の戴 資穎(29)に先制されると、第2ゲーム。7-4とリードした場面で右足に不調を訴え、プレーを中断し応急処置。しかし試合を再開するもプレー続行不可能とし、棄権した。山口は涙を流しながらコートを去った。
これでチャイニーズ・タイペイに1勝を許したが、第2試合の志田千陽(26、再春館製薬所)/松山奈未(25、再春館製薬所)が世界ランク5位の実力をいかんなく発揮し21-11、21-12で勝利。日本は1勝1敗となった。
第3試合はシングルスの大堀彩(26、トナミ運輸)が許 玟琪(26)を21-11、21-14のストレートで下し、日本の勝利に貢献。日本は2勝1敗。
第4試合は普段の試合とは別のペアで結成された福島由紀(30、丸杉)と東京五輪で混合ダブルスで銅メダルの東野有紗(27、BIPROGY)。序盤こそ相手にリードを許したが、21-18、21-11のストレートで勝利。日本が3連勝し準決勝進出を決めた。次戦30日に地元・中国と対戦する。