長崎市、諏訪神社の秋の大祭、長崎くんちの庭見世などの概要が発表されました。
長崎市伝統芸能振興会は28日、今年の長崎くんちで各踊町が行う『庭見世』や『人数揃い』の概要を発表しました。
(2023年の踊町:桶屋町、船大工町、栄町、本石灰町、丸山町、万屋町)
各踊町の絢爛豪華な衣装などがライトアップ

『庭見世』は、10月3日の夕方から 各踊町が長崎くんち本番で使用する船や衣装などを披露するものです。
今年は『鯨の潮吹き』を奉納する万屋町が、長崎刺繍で飾られた船頭衣装を新調しており、庭見世で初めて披露される予定です。
『人数揃い』は、各踊町で行われてきた “稽古の成果”を町内の関係者らに披露する、いわば本番に向けた “リハーサル”で、10月4日に行われます。
傘鉾を一度に見られるパレード
長崎くんちの前日(7日)には、各町内の町印である傘鉾が一堂に会する『傘鉾パレード』が行われます。
傘鉾の中には文化財指定を受けているものもあり動く美術・工芸品とも言われます。パレードは沿道で6つの踊町の豪華な傘鉾を一度にみることができる貴重な機会となっています。

各町の傘鉾は、前日(7日)に実施されるお下り(渡御)に続き、午後1時半ごろから国道34号、桜町小学校前から長崎市消防局前を経て、旧県庁前までパレードします。
市内を動き回る“庭先回り”を追っかけ

また長崎伝統芸能振興会は『長崎くんち庭先回りMAP』を作成し、配布を始めました。
庭先回りでは各踊町が場所と呼ばれる諏訪神社や御旅所などとは別に、市内の会社や家庭などの前で短く踊りを呈上し、御利益のお裾分けをするものです。
マップには市内の地図とともに、くんち期間中の3日間の各踊り町の呈上スケジュール(予定)が記載されています。
またスマートフォンで、各踊町がいまどこにいるかをリアルタイムで知ることができる『長崎くんちナビ』のQRコードも掲載されています。
『庭先回りMAP』の主な配布場所は
・長崎商工会議所
・長崎市総合観光案内所(JR長崎駅構内)
・長崎市役所1階
・ゆめタウン夢彩都 4階
・長崎国際観光コンベンション協会
・長崎新地バスターミナル
・長崎港ターミナルビル
・長崎空港
・諏訪神社くんち踊馬場 さじき運営委員会です。
※遅くとも29日から配布開始