9月25日から全線で運転を見合わせている弘南鉄道では異常が見つかったレールの交換作業が進められています。安全が確保された区間から順次運転を再開したい考えですが、全線再開は10月中旬以降となる見通しです。

弘南鉄道では弘南線と大鰐線の合わせて6か所でレールに異常が確認されたため、9月25日から全線で運転見合わせが続いています。

弘南鉄道 成田敏社長
「利用者の皆様には大変ご不便をおかけいたしました。本当に申し訳ございません」

異常について弘南鉄道は車輪との摩擦によってレールが基準値を超えて擦り減っていたためとしていて、8月の大鰐線での脱線事故を受けて取り入れた新たな方法で測定したことで判明したということです。

弘南鉄道 船越信哉常務
「順次安全確保ができた所から運転を再開して残りを継続してバスの代行と考えています」

弘南鉄道では10月9日の週にもレールの交換を終えたいとしていて、10月中旬以降に全線での運転再開をめざすとしています。