豚熱による沖縄養豚の危機 販路確保のため生み出したパイ豚
大城専務
「約3年前に沖縄県は豚熱の発生があり、養豚事業者含め、みなさんやっぱり危機感を感じた」
2020年1月、うるま市の養豚場で確認された『豚熱』。7か所の養豚場で9000頭余りが殺処分されました。沖縄北斗は発生農場からは離れていたものの…
大城専務
「顧客からは毎週連絡を受けていたので、取引されている先方の方が一番心配していると感じた」

売上の大部分を占めているのは県外の食品メーカー。「リスク回避のために取引きを控えることがあるかもしれない」と、大城さんたちが販路確保の為に生み出したのがパイ豚でした。
大城専務
「現在、360頭ぐらいの生産頭数なのですが、どんどん増やしていって、県内だけではなく県外、ゆくゆくは海外まで拡大していきたいと思います」
東村を訪ねると、新たな特産品を生み出そうと奮闘する人たちの情熱と、さっぱりした甘みのある肉質のパイ豚がありました。