大分県九重町の町道で23日、駅伝の練習をしていた男子高校生22人がスズメバチに刺されていたことがわかりました。全員、命に別条はありませんでしたが、翌日に予定されていた九州選抜高校駅伝大会が中止されました。スズメバチの専門家は、“まさに今”最も攻撃的な時期になっていて注意が必要と話しています。
スズメバチの群れに襲われる
九重町によりますと9月23日午後0時半ごろ、駅伝の練習をしていた福岡、鹿児島、宮崎、佐賀の4つの高校の男子生徒がスズメバチの群れに襲われ、22人が頭や腕、足などを刺されました。このうち3人は部活の監督に連れられ、玖珠町内にある病院で手当てを受けました。なかには3か所刺された生徒もいたということですが、22人全員、命に別条はありません。
連絡を受けた町が周辺を調べたところ、道路脇の林の木にスズメバチの巣があることを確認。その日のうちに業者に依頼し、巣を出入りしていたスズメバチを駆除しました。

生徒を刺したハチは「キイロスズメバチ」とみられています。