フィリピン沿岸警備隊は25日、領有権をめぐり中国と対立する南シナ海で、中国側が設置した「障害物」を撤去したと発表しました。

フィリピン側は、南シナ海のスカボロー礁付近で“中国海警局などの船舶がおよそ300メートルにわたりブイとみられる「障害物」を設置した”として非難していました。

この「障害物」についてフィリピン沿岸警備隊の報道官は25日、マルコス大統領からの指示を受け撤去することに成功したと明らかにしました。

そのうえで「漁業者の生活を妨害することは国際法に違反し、フィリピンの主権を侵害するものだ」と強調しています。

中国外務省は、これに先立ち、ブイとみられるものの設置について「法に基づいた必要な措置で自制的なもの」とし、「中国は付近の海域に争いようがない主権を有している」と主張していて、対立がエスカレートするおそれもあります。