■プロ野球 ヤクルト 3-9 阪神(23日・神宮)

5位・ヤクルトは阪神に大量9失点と惨敗を喫した。2連敗のチームは54勝80敗3分(借金26)で、両リーグ最速で80敗到達。この日勝利した最下位・中日とのゲーム差は0.5に縮まった。

先発のロドリゲスが3回89球でマウンドを降り、来日ワーストの7失点(自責6)と炎上。打線は村上の31号2ラン、塩見の8号ソロで反撃するが及ばず。

ロドリゲスは立ち上がりから崩れる。先頭・近本に四球を与えると盗塁を決められ、続く中野のタイムリーで先制される。さらに2死三塁から自身の暴投で2点目を献上すると、続くノイジーの9号2ランで0-4。2回は3者連続の空振り三振。

3回は中野、森下に連打を浴びて無死二・三塁のピンチを招くと、大山のタイムリーで0-6。2死から村上のエラーでランナーを出すと、坂本の二塁打、小幡への敬遠で満塁に。ここで先発・大竹のタイムリーを浴びて0-7と突き放され、ロドリゲスは無念の降板。

4回は2人目・高梨が1死で森下にフェンス直撃の二塁打を許すと、2死で佐藤輝が一ゴロもオスナの後逸により森下が生還し0-8。5回は2死二塁で中野を一ゴロに抑えた。

打線は1回は3者凡退。2回は村上のヒット、オスナの四球で1死一・二塁とするが古賀が併殺打に倒れた。3回は長岡が四球で出塁するが1死で塩見がセカンド併殺打。

4回は濱田がレフトへのヒットを放つと、山田が三飛も、続く村上がライトスタンドへ31号2ランを放ち2-8とした。

投手陣は6回、3人目・大西が連打と四球で1死満塁のピンチを招くが、坂本を併殺打。7回は3者凡退と追加点を許さず。だが8回は阪口が中野にヒットを許すと、続く森下は村上の野選によりオールセーフ。大山をショート併殺打に抑えるが、佐藤輝に四球を与え2死一・三塁とすると、ノイジーのタイムリーを浴び2-9。

後半の打線は6回、7回は3者凡退とチャンスを作れず。8回は2死で塩見がライトスタンドにソロ本塁打を放ち3-9。前半の大量失点が響く中、9回は阪神2人目・ブルワーに対し、山田が二飛、村上とサンタナが見逃し三振でゲームセット。