「責任ある議論が進んでいない」青森県の宮下宗一郎知事がこう発言し、検討内容の全面的な見直しを発表した青森県立中央病院と青森市民病院を統合して整備する新しい病院についてです。今後は県と市が新たに「有識者会議」を設置して、オープンな場で議論を進めることになりました。
統合新病院について県庁で行われた22日の会談。宮下宗一郎知事が青森市の西秀記市長へ新たに「有識者会議」の設置を提案しました。
青森県 宮下宗一郎知事
「県民の皆さま多くの皆さまに納得のいただける形で進めていくことが重要だと考えていまして、検討のスタートにあたっては外部有識者で構成する有識者会議を新たに設置して検討過程をできる限りオープンにしていきたい」
青森市 西秀記市長
「共有すべき内容をオープンな場で進めていくことには賛成です」
老朽化と人材不足が共通課題の県病と青森市民病院。「有識者会議」は県と市が共同で新たに設置し、2つの病院を統合して新たに建設したときの病床の規模や整備する場所を議論します。宮下知事は、すでに会議の人選を進めていて「速やかに設置する」と述べました。また、知事から市長に対して要望もありました。
宮下宗一郎知事
「整備場所それから市民病院跡地の活用、公共交通の在り方についてしっかりと検討していただいて、市民の皆さまに安心感をもって検討が進むようにしていただきたい」
新病院の整備場所は、青森市内の3か所が検討の対象となっていますが、いずれも地震や津波などの災害リスクが指摘されています。
西秀記市長
「すでに3つの候補地が提示されていまして、あれはあれでしっかり考え抜かれた場所です。ただそこに対して宮下知事が若干懸念されている部分もありますので、そこをどうやったら解決できるのか、または別な場所があるのかということも含めて広く検討していきたい」
知事の要望に応え、市としても検討会議を新たに設置する考えです。
宮下宗一郎知事
「まずは議論を加速化させて、速やかに当初の目標であった病院統合というか機能統合、医療圏としての精度を上げていく取り組みをしていきたい」
次は責任ある議論が進むのか。最初の有識者会議では新病院整備のスケジュールも話し合われる予定です。














