鹿児島国体・会期前競技のレスリングが、22日、行われ、少年男子フリースタイル65kgで前原晟人選手(都城西高)が準優勝しました。

レスリング競技の注目は、先月、Uー17世界選手権で優勝した65キロ級の前原晟人。

準々決勝ではインターハイ準優勝の相手との対戦です。

第1ラウンド、前原はバックを取られ、ポイントを奪われます。
第2ラウンドでは1ポイントを返しますが、残り時間はあとわずか…
誰もが前原(まえはら)の敗退を覚悟しましたが、ラスト1秒まで攻め続けバックを奪った前原は、見事な逆転勝ちでこの激闘を制します。

続く準決勝も勝利した前原は、決勝で今年のインターハイ団体戦優勝メンバーの鳥栖工業の選手と対戦します。

前原は、これまで何度も対戦している相手に対策を取られてしまいます。
前原は惜しくも4対0で敗れましたが、高校最後の舞台で準優勝に輝きました。

(都城西 前原晟人選手・3年)
「決勝という舞台に立てたので自分の中ではよかった。自分はオリンピックを目指して頑張っているので大学でもっと伸びてオリンピックに出られるようにしたい」

また、51キロ級に登場した宮崎日大中の仙波那琉は5位入賞を果たしました。