9月20日に着任した崔為磊(さい・いらい)中国駐新潟総領事(50歳)が新潟県の花角英世知事を表敬訪問しました。
崔総領事は山東省出身。
日本の外務省にあたる外交部で勤務し、アルゼンチン・キューバ・赤道ギニアの中国大使館で参事官などを歴任しました。
花角英世知事が「人や文化、経済の交流がベースとなり、国と国の交流を発展させる力になる」と話すと、崔総領事は「新潟県は中国との交流の窓口だ」と笑顔で答えました。
新潟県は、日中国交正常化を果たした田中角栄元首相の出身地。
また、中国から寄贈を受けたトキが佐渡で野生復帰しているほか、中国の黒竜江省との交流も今年40周年を迎えています。
話が日中関係に及ぶと…。
【崔為磊・中国駐新潟総領事】
「私と花角知事がお隣同士であれば、たまにはギクシャクがあるかもしれないように、中国と日本とで課題や問題があるも普通だ。大切なのは友好と協力を堅持することだ」
【新潟県 花角英世 知事】
「日中が進むべき方向性には思いを共有します。協力していきましょう」
新潟着任で初めて日本の地を踏んだという崔総領事は今後について「企業や農業関係者とも交流したい」という意気込みを見せていました。