高市科学技術政策担当大臣は、来週、オーストラリアのウィーンで開かれるIAEA=国際原子力機関の総会に出席することを明らかにしました。

高市早苗科学技術政策担当大臣
「人や環境に及ぼす、悪影響を及ぼすということがないように、IAEAへの継続的な関与のもと、最後の一滴の海洋放出が終わるまでの安全性を確保し続けるということについては主張してまいりたい」

高市大臣は記者会見で、今年8月に東京電力・福島第一原発の処理水放出が始まって以降、初めてとなるIAEA総会に出席すると明らかにしました。

総会では処理水について「科学的かつ透明性の高い説明を続ける」と強調しています。

また、日本の水産物への禁輸措置を続ける中国に対しては、「総会で何かを発言する予定はないが、G7などの枠組みの中でも、適切な対応が行われていく」という見通しを示しました。