歩行や会話は年々困難に

去年の学校での運動会の様子。匠さんは懸命に走っていました。

(母親 妙さん)
「たっくん1位だ、すごい」

しかし今は。

(母親 妙さん)
「たっくん、歩くよ…1、2…いいねいいね」

16歳になった今、歩くことや会話は難しくなっていますが、できる事を少しでも維持しようと、歩行器で歩く練習を欠かしません。

肉やえびをホットプレートに入れる匠さん。

(母親 妙さん)
「いいね、うまいじゃん」

この日の夕食は手作りのお好み焼きです。

母親の妙さんは、食から匠さんの病気の進行を抑えようと料理を徹底的に勉強し、今では自宅で教室を開くまでに。

(母親 妙さん)
「食から子どもを支えられないかなと思って、料理家になったんです。難病なんだけど、すごく幸せそうにしてくれるから、もっと幸せにしてあげたい」