日体大のライオン像に乗ると良いことがある
ーーー“日体大あるある”はある?
阿部:
私は(日体大世田谷キャンパス教育研究棟1階にある)ライオンの像です。1年生のころにライオンの上に乗ると良いことがあると聞いて。
ーーー乗れる?
阿部:
はい。入学式の時に乗ったと思います。乗って良いよっていう感じ。

ーーー藤波選手は?
藤波:
私はシャトルバス。めちゃ並びます。私服の人が少ないとかですか?
阿部:
たくさんの銅像があります。
ーーー何体ぐらい?
阿部:
どのくらいかわからないんですけど、1つの階に1つはある気がします。私1階のエレベーターの近くにあるライオンと蛇みたいなやつがあるんですけど。それすごい好きでかっこよくて、それを写真撮りました。
ーーーどの辺が好きだった?
阿部:
かっこいいです。もうただ単純に。
ーーービジュアル的に?
阿部:
はい。なんか強そうで、イメージが。
ーーー藤波選手は?
藤波:
やっぱり実技の授業とかが多分多いので、男子女子ともにジャージとか半袖短パンとか、そういう動ける格好してる人が多いなって思います。
ーーー藤波選手はどう?
藤波:
ジャージで行ってますね。(入学して以来私服で来た日は)数えられるぐらいです。1年にそうですね。どうだろう。そんなにないですね10日ぐらい。
ーーー阿部選手は私服で来ていた?
阿部:
私服で来た記憶がなくて、でも私の場合2年生と3年生のコロナだったので、大学がなくて、大学があれば私服で来てたときもあったんじゃないかなとは思うんですけど。ほとんどジャージでしたね。私もその後練習もあるんで。近くに駒澤大学とかあるじゃないですか。そこから出てくる大学生とか見てるとジャージの人、1人もいなくて、これおかしいよな。ジャージしか着たことないと思ってっていうのは思いますね。
同じ競技をする兄への思い 藤波「負けたくない」 阿部「追いつきたい」
実は、仲の良い2人には共通点がある。同じ競技をする兄がいることだ。
ーーー“お兄ちゃんあるある”はある?
藤波:
やっぱ成績で負けたくないっていう思いはありました。
阿部:
そこはもう本当兄(東京五輪66kg級金メダルの阿部一二三)を追いかける形だったので、追いつきたいっていうふうには思ってる。そういう気持ちは同じかなと思うんですけど。勝ち目はないと思ってたので。今は一緒に歩んでいってる感覚なんですけど、最初は追いつきたいっていう気持ちが大きかったですね。
ーーーお兄ちゃんのいいところ、嫌なところは?
阿部:
私はやっぱりここまでこれたのも兄の存在がいたからなので、そういう部分に関しては全て感謝してますし、兄がいてくれないと今の私自身はいなかったのでよかったなと思います。ここが嫌だはあまりないですね。普段私生活家も離れてるので一緒にいないですし、たまに会っても、すごい優しいので。
ーーー幼少期に喧嘩はした?
阿部:
小さい時は何かあれば、おちょくってくるというか、すごいふざけて周りの一緒の友達とおちょくってきたりするんで、それはすごい嫌でした。でも、そのおかげで強くなったので、よかったです。
ーーー藤波選手は思い当たる?
藤波:
昔は技とかも聞いてたりしてたので、そういった面では良かったかなと思います。
ーーーちょっかいは出された?
藤波:
出されてました自分も。
ーーーよく泣かされた?
藤波:
そうです。
藤波「すごいものを背負っている先輩がそばにいるのはありがたい」
ーーー他に2人に共通するものはある?
阿部:
競技が結構似てる部分。なんかわかり合えるとこも多いですし、練習のきつさとかも多分すごい似てる感覚、全身使ってるしっていうのでわかり合えることすごいあると思いますね。
ーーーどの辺がわかり合える?
阿部:
でもやっぱり立場としてはレスリング界ですごい追われている1人だったり、そのすごいトップを走り続けている選手なのでそういう立場的なものに関してはすごい似ているんじゃないかなというか気持ちも理解できますし、こういうとこがつらいとか苦しいだったりっていうのもわかってあげられることは多いのかなと思います。
ーーー最近2人でご飯に行ってそういう話とかする?
藤波:
そうですね、やっぱり自分も追われてる立場ではあるんですけど、やっぱもともっともっともっとすごいものを背負ってるって先輩が、そばにいてくれるっていうのはすごい自分にとってもありがたいことすぎます。