青森県の弁当店「吉田屋」の弁当を食べた人が、相次いで体調不良を訴えている問題。その数が約300人にのぼるなど、被害が拡大しています。

原因は? 弁当で体調不良

上村彩子キャスター:
各地で報告が相次いでいる「弁当を食べたことによる体調不良」は、なぜ起こったのでしょうか。考えられる原因について、お伝えします。

弁当を食べて体調不良を訴えている人数です。青森県八戸市保健所によると、1都23県で295人。北は岩手県、南は熊本県と全国各地に広がっています。

弁当を製造しているのは、明治25年創業の老舗弁当製造会社「吉田屋」です。東京駅や新大阪駅などの主要な駅でも販売しています。さらに、有名百貨店や大手スーパーの“駅弁フェア”でも常連です。

今回問題となったのは、9月16日に販売した海鮮系の12種類の弁当を食べた人です。体調不良を訴える声が相次いでいます。どのような体調不良かというと、海鮮をふんだんに使った弁当を食べて、静岡県では85人が下痢や嘔吐などの症状を訴えていて、9月20日時点で少なくとも1人が入院しているということです。