捨てられる服を再利用し新たな付加価値をつけて商品にしようと、デザインの専門学生が挑むSDGsをご紹介します。
<学生>
「ゴミを切り刻んでふちとか丸い所の中に入れてみて、かわいらしくしてみました」
静岡市のデザイン専門学校で9月20日に行われたプレゼンテーション。学生たちが披露しているのは、服のリメイク作品です。この企画の背景にはファッション業界が抱える、ある課題があります。
<静岡デザイン専門学校 カルフォ香奈講師>
「大量生産、大量消費のファストファッションが10年、20年近く続いていて、大量生産していていいのか」
若い世代中心に支持されるファストファッションをはじめとした服の大量廃棄が問題視されています。、服の消費量は年々増す一方ですが、環境省によりますと不要になった服の7割は「ゴミ」として廃棄され、その量は年間約48万トンにのぼります。一方で、服のリユースやリサイクルはわずか3割程度で、資源の再利用が大きな課題となっています。
そこで、学生たちは静岡市内の会社で着用され廃棄された作業用つなぎをトートバッグにリメイクしようと考えたのです。
<静岡デザイン専門学校 カルフォ香奈講師>
「ゴムが入ってギャザーになってるじゃない。こういうのをうまく使ってもいいんだよ」
<学生>
「これ使ってみたい、確かに」
学生たちは、もともとの素材をどうデザインに生かすのか、真剣な表情で作っていきます。
迎えた20日のプレゼンテーション。学生たちは約2か月間かけて制作したトートバッグを手に思いを語りました。
<学生>
「もともとつなぎを着て作業されていた方がいて、生まれ変わっても働いて欲しいなと思ったのでテーマは働くです」
リメイクを通じてSDGsに対する考えが変わった学生もいました。
<学生>
「既存の物を再利用してみたいと思いましたし、これからのアイデアとしてSDGsをポジティブに考えられるようになったかなと思います」
<静岡デザイン専門学校 カルフォ香奈講師>
「これからはリメイクをしていく、リユースをしていくということが、いままで以上に当たり前になると思うので、もとあったものをどう生かして、新しいデザインにしていくかというのを、未来につなげていって欲しいかなと思います」
未来を担う若い世代の意識を高めていくことが地球環境を守ることにつながります。
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