今年も新米の季節がやってきました。
山形県天童市で21日、新米の出荷式が行われました。

トラックに積み込まれたのは、山形県産の「はえぬき」と「雪若丸」、合わせておよそ26トン。関東方面に向け、21日初出荷されました。

JAによりますと、今年のコメは、日照時間の長さから登熟が7日から10日ほど早く進んだほか、記録的な猛暑で、白く濁ったり、内部にヒビが入ったりしたものもあったということです。

21日出荷された米はすべて一等米でしたが、今後は、刈り遅れによる品質の低下も懸念されています。

このためJAでは、農家に適期刈り取りを呼びかけていて、今年は平年並みの収穫量を見込んでいるということです。

21日は天童市で出荷式が行われ、豊作や農作業の安全を祈ったあと、関係者がテープカットをして初出荷を祝いました。

JA全農山形 米穀部米穀集荷販売課・奥山定治課長「大変な気象環境のもとで生産者のみなさんは大変ご苦労されたと思う。丁寧な栽培管理によって、今年もおいしいお米ができあがりました。秋の味覚、新米をお楽しみいただければと思う」

新米の「はえぬき」はすでに県内のスーパーなどに並んでいて、「雪若丸」は今月23日から、「つや姫」は30日から販売されるということです。