自分は、がんばっても何もできない…

安吉将吾さん:「作品は好きだから作ってるのもあり、やっぱ自分自身があきらめたくないのもあって。自分自身の弱みから逃げたくない」

3歳の時、「自閉症」と診断された安吉さん。

発達障害の特性である「多動」や「衝動性」の傾向が強く、じっとしていられない子どもで、読み書きには全く興味を示さず、漢字も書けませんでした。成長とともに自分と周りとの違いに気づき、中学校時代は強い劣等感に苦しんだといいます。

安吉将吾さん:「みんなは運動も結構すごいし、勉強も結構がんばってできてるのに、自分は、がんばっても何もできない。自分がこういう風に生まれたのがよくないみたいな。たまに自分自身を責めたりとかして。で、それでも納得いかなくて自分を傷つけたりとかありました」「腕の傷があるんですけど、こことかに。線があって」