2020年度に岩手県内で排出された温室効果ガスは、統計を取り始めてから最も少なくなりました。

岩手県によりますと、県内の2020年度の温室効果ガス排出量は1006万3000トンで、統計を取り始めた2013年度の排出量より437万1000トン少なく(減少率30.3%)、過去最少となりました。

減少の要因について県は、家庭での省エネ機器の導入や住宅の断熱化、産業分野のエネルギー効率化などを挙げています。また20年度は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、製造業の生産や旅客・貨物輸送が減少したことも影響したとみられます。

岩手県内の温室効果ガス排出量は減少を続けていて、県は2030年度の排出量を2013年より57%削減する目標を立てています。