中国の不動産大手「融創中国」がアメリカ・ニューヨークの裁判所に破産法の適用を申請したと、複数の欧米メディアが報じました。

ロイター通信によりますと、「融創中国」は19日までに、ニューヨークの裁判所に連邦破産法15条の適用を申請しました。

債務再編手続きの一環で、融創中国の債権者はおよそ90億ドル、日本円にしておよそ1兆3000億円の外貨建て債務再編案を承認しているということです。

また、アメリカCNNテレビによりますと、「融創中国」の去年の売り上げは前の年から50%減少していて、負債総額は去年の年末時点でおよそ20兆円に達しています。

中国では先月、「恒大集団」もアメリカで破産法の適用を申請していて、不動産大手の経営危機が深刻化しています。