山形市で市民団体と販売業者によるこの冬の配達用灯油の価格交渉が行われました。

原油価格の高騰が続く中、灯油の価格はいくらになるのでしょうか。

価格交渉は、山形市消費者連合会と灯油販売業者が毎年行っていて、県内の灯油販売価格の目安の一つとなっています。

業者側は、円安や原油価格高騰などを理由に、去年より6円高い灯油1リットル当たりホームタンク用119円、ポリタンク用120円を提示。

これに対して。

山形市消費者連合会・鈴木淳子会長「去年はホームタンク113円とポリタンク114円だった。120円の壁を超えたくなくないですか皆さん」

販売業者「私たちの頑張りとして117円」
市消費者連合会「117円118円ですか?決定でよろしくお願いします」

政府が石油元売り各社への補助金の拡充を決めたため、灯油価格の下落が見込まれるとして、業者の提示額より2円安いホームタンク用117円、ポリタンク用118円で合意しました。

補助金の拡充は年内いっぱいまでのため、今後も価格の変動に沿って見直し交渉を続けるとしています。

ジャオ(灯油販売業者)瀬野 孝 常務(Q1月2月は灯油の需要がものすごく高まる時期だが、再値上げは?)「当然あるのでは。政府の補助の対策次第だと思う」

山形市消費者連合会・鈴木淳子会長「少子高齢化における山形にとって(灯油は)本当に重要なエネルギーの一つなので、(価格が)下がったらまた交渉します。上がったらまたギリギリまで交渉します」

20日合意した灯油の価格は、25日から適用されるということです。