まもなく収穫の最盛期を迎えるミカンですが、美味しいミカンをつくるため間引きによって年間約3万トンが廃棄されているそうです。
静岡県内の一大産地、三ケ日で始まったのは、捨てていたミカンをシャンプーに使おうという取り組みです。
浜松市北区三ヶ日町の農園。ここで捨てていたミカンを減らすための取り組みが行われています。
<山口駿平記者>
「廃棄されるはずのミカンは、なんとシャンプーに生まれ変わっているんです」
三ヶ日町特産のミカン。甘くて美味しいミカンが出回るまでには、大量の果実が廃棄されていました。
<ブループレイクプロジェクト 夏目記正代表>
「ミカンを作る管理工程では、たくさん実ったミカンを、ある程度半分から8割くらい取ってあげることで、残ったミカンに甘さが集まってよりおいしいミカンが作れるようにしてあげる。一般的には使われないので、地面に置かせていただく」
ミカンは一本の木に多く実がなり過ぎると栄養が分散して甘くなりにくくなります。そのため農家は、熟すまでに果実の「間引き」を行うのが一般的です。
間引きされるミカンは「青ミカン」と呼ばれ、年間約3万トンが廃棄されているそうです。
この「青ミカン」を有効活用できないかと考えたのが、三ヶ日町で環境問題に取り組む「BLUELAKEProject(ブルーレイクプロジェクト)」です。
彼らは「青ミカン」の「香りの強さ」に目をつけました。
<青ミカンを嗅ぐ参加者>
「採った瞬間、フレッシュな香りがして、普通のミカンと同じくらい良い香りがします」
この香りを最大限引き出せるように地元の企業などと連携して生まれたのが「青ミカンシャンプー」です。浜松市中区のアロマショップ、シャツカンマ―で販売されていました。
<シャツカンマ― 池永ちこ店主>
「うちはアロマセラピーの手作りの化粧品をやっているので、肌が弱い人多く来るんですね。そうすると市販のシャンプーが使えないという人が多いので、これを買い求めに来る方が多いです」
リピーターも多いというシャンプーを記者も体験してみました。
<山口駿平記者>
「結構ミカンの香りがして、気持ちいいですね」
「青ミカン」にはポリフェノールの一種が多く含まれていて、血行促進などの効果も期待できるそうです。
「ブルーレイクプロジェクト」は、シャンプーのほかにもサイダーやビールに加工するなどして、青ミカンのあらゆる有効活用を模索しています。
<ブループロジェクト 夏目記正代表>
「食べ物、飲み物だけでなくて、いろいろな商品を開発していきたいと思いますし、その先に全ての青ミカンを残すことなく活用できたらこんなにうれしいことはないなと思っています」
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