サッカーJ3のいわてグルージャ盛岡は、今シーズンからチームの指揮を執っていた松原良香監督を20日、解任しました。

公式ホームページで解任を発表したチームは、解任理由について「現時点で目標に対し非常に厳しい状況であると判断した」としています。

49歳の松原監督は現役時代、ジュビロ磐田などでフォワードとして活躍し、アトランタオリンピックの日本代表にも選出されました。引退後、指導者として2015年にはSC相模原を指揮し、今シーズンからJ2復帰を目指すグルージャの監督を務めていました。

20日のチーム練習にあわせて、チームの運営会社いわてアスリートクラブの秋田豊社長が取材に応じ、リーグ戦途中での監督交代について「今シーズンは(下位の)JFL降格もあり、それを阻止しなくてはならないというのが一番の理由」と説明しました。

今シーズンのグルージャは、J3の27試合を消化した時点で9勝12敗6分のリーグ14位と低迷していて、直近のY.S.C.C.横浜との試合では、2度のリードを守りきれず逆転負けを喫していました。試合後の会見で松原監督は、選手に対して「次のゲームもすぐあるのでそこに向けても切り替えていただければ」と呼びかけたばかりでした。

後任はユースチームの中三川哲治監督で、20日のトレーニングからチームに合流し指揮を執っています。グルージャは23日の次節、ホームでテゲバジャーロ宮崎と対戦します。