【2】観光地の需要回復
東京千代田区と大阪市中央区は「観光地の需要回復」で地価が上がりました。千代田区だと秋葉原、大阪市中央区は道頓堀があります。他にも台東区の浅草や、神奈川県鎌倉市が上昇しているということです。

東京カンテイ市場調査部の井出武上席主任研究員は「インバウンドの回復で下落していた地価がコロナ前に戻ってきた。5類に引き下げられ、国内旅行の需要も増加している」と話されました。

他にも同じ理由で地価が上がっている場所が、長野県白馬村です。白馬村では外国人向けのホテル建設や高級貸別荘などの需要が増えています。白馬村といえば冬場のスキーなどのイメージが強いですが、春から秋にもイベントを開催して1年中お客さんが来る仕組みに取り組んでいるということです。2022年は過去最多20万人を超えるお客さんが来たということです。

ホラン千秋キャスター:
今はSNSで見たものや食べたものをおしゃれに編集して発信すると、世界中の方々がSNSでヒントを見つけて、「こんなところにも、こんな面白いものがあったんだ」というので集まりますよね。

IT企業役員・お笑いタレント 厚切りジェイソンさん:
SNSを見た人も実際に写真を撮りに行ったりして拡大していくんですよね。インバウンドも大きいですよね。

ホランキャスター:
観光都市は大都市だけではないですよね。

厚切りジェイソンさん:
大都市は、逆にもう避けている人がいるんじゃないですか。自分が初めて見つけて発信したいとか、そういう気持ちがあるみたいですね。

東京近郊での地価上昇

【3】東京圏の住宅地で上昇率が1位だった場所
特に千葉県が注目されているということですが、1位は我孫子市でした。▼東京より価格が安い ▼通勤の利便性が良い ▼千葉が注目されていることが理由です。

我孫子市はJR常磐線沿いで、東京駅へのアクセスも、約40分で行けるということです。
さらに保育園の待機児童が38年間ゼロもアピールをしていて、子育てもしやすい、通勤もしやすい場所として注目されてます。

ホランキャスター:
地価が上がってしまうと、家を買おうとする際に、東京は高くなってしまっているので、東京近郊でいいところはないかなとなると、様々な人気の街が出てくるということですね。