「直島の魅力とは?」移住者に聞いてみると
(古川記者)「こんにちは、もうこちら長いんですか」

(川﨑菜美さん)「今年で8年目になります」
(川﨑光紘さん)「直島一択で移住してきました」
島でカフェを開いた川崎さん夫婦です。直島は移住したい人にとって魅力があるといいます。

(川崎光紘さん)
「この島のこの雰囲気が、なんかこういわゆる一般的にイメージする『過疎地限界集落』だとか、そういうのとはちょっと違ったので」
空き家バンクで500万円ほどで購入した土地にカフェとともにたてた宿泊施設は、すでに3か月先まで予約で一杯。外国人観光客のニーズが絶えません。

直島の「嬉しい悲鳴」は続くか
川崎さんは、直島に空き家がないのもわかるといいます。
(川崎菜美さん)
「移住したいんですけどという相談を受けることが多いんです。なので、その声を聴いているとああそうなんだと思って」
民間での売買も活発で、今は空き家バンクに新たな物件がほとんど出ないといいます。それでも現在50人ほどが物件が出るのを待っている状態です。

(直島町町づくり観光課 前田浩作課長)
「産業として成長していくところがあればいいなと期待があったんですけど、だんだんそれに近づきつつあると。このニーズは引き続き継続していくかなと思っています」
移住したいという需要に対し、空き家という供給がないから地価が上がる。空き家の増加に悩む離島が多い中で、直島のうれしい悲鳴はまだ続きそうです。
