今年1月から先月末までの労働災害による岩手県内の死傷者は1094人で、去年の同じ時期と比べてわずかに減少しました。一方、熱中症による休業が過去最多を更新しました。

 岩手労働局のまとめによりますと、今年1月から先月末までの県内の全業種における労働災害の死傷者は1094人で去年の同じ時期と比べて6人の減少です。このうち亡くなったのは6人で去年の同じ時期より10人減りました。
 一方、今年の猛暑を反映して熱中症による4日以上の休業が18人となりました。統計を開始した1999年以降、8月末の速報値としては過去最多を更新しました。これまで同時期で最多だったのは2018年の13人でした。今年は平均気温や最高気温が平年より上回っているため、岩手労働局は熱中症による休業が増えていると説明しています。