北アフリカのモロッコを襲った地震から1週間がたちました。死者は2900人を超えています。

モロッコ中部で8日に発生したマグニチュード6.8の地震から1週間となる15日、モロッコ各地で金曜礼拝が行われ、犠牲者に祈りがささげられました。この日はエジプトやシリアなど、アラブの国々や地域でも犠牲者を追悼する人々の姿がみられました。

被害が大きかった山岳地帯の仮設テントで寝泊まりする被災者は、不安を口にします。

被災者
「怖いです。夜、眠るまで恐怖が続きます。すべてなくなってしまいました。この先どうなるのか、わかりません」

モロッコ政府によりますと、地震による死者は2946人、けが人は5674人に上っています。