ゴージャスな着物文化、伝統文化とコラボレーション

熊崎風斗キャスター:
大好評でした。パリ・ミラノ・ロンドンに並ぶ4大コレクションの1つ、NYファッションウイーク、今月7日~13日にかけて行われました。COACH、RALPH LAURENなどと並んで、日本の「みやび」も登場したということです。もう本当に皆さんから素晴らしい素晴らしいという声が相次いだようです。

NY在住の来場者
「今まで見た中で最も美しく詩的なショー」

地元メディア
「日本伝統の着物をベースに既成概念を覆す、斬新で息を呑むようなスタイルを展開した」

井上貴博キャスター:
ここまでくると、現代アートの1つのように感じます。元々はどうしても少し、荒れる成人式としてマイナスのイメージが強かった。でもそこをプラスに転換していくというところ、目の付け所だなと思います。

日比麻音子キャスター:
このように新しい視点というか、新しい評価が入ることで、皆さんがやってたスタイルの目的がちょっと変わってきそうですよね、ただ目立つためだけではないというか。

熊崎風斗キャスター:
では、なぜニューヨーク進出が実現したのか、その過程についても見ていきます。去年の12月、「来年の秋にニューヨークに来ませんか?」というメッセージが届きました。誰からかだったのかといいますと、NYファッションウィークの招待ブランド選定会議です。

どのブランドを呼ぼうかという会議が行われまして、その中でこの「みやび」の名前が挙がった。世界的に見ても優れた感覚、ゴージャスな着物文化を世界に発信してほしいという意見があって、実際ニューヨーク進出が決まったということです。そこに至るまで9か月で12着、一気に作り上げたということです。

成人式衣装「みやび」池田雅さんは、「ド派手なスタイルはそのままに、もっと北九州らしい要素をプラスしたい」という中で、この9か月、制作をしてきたということなんです。

では北九州らしさってどんなところなのか、例えばこの衣装、製作費100万円を超えるぐらいなんですけれども、どこが北九州らしいかといいますと、この虎の装飾品がまさに北九州。九州北部の祭り、山笠ありますよね、あの山笠を作っている方が、これを製作したんです。

日比麻音子キャスター:
伝統文化とコラボレーションしてるってことなんですね。

熊崎風斗キャスター:
そういうことなんです。作ったのは“山笠”の人形師、富田人形・富田能央さん。夏になるとやはり祭りがピークですから、人形作りも本当に大忙し。なかなか、こういうところに時間を割く暇がなかったんですけれども、池田さんが工場を訪問し、直談判を重ね、その熱量がすごかったということを話しています。

富田人形・富田能央さん
「北九州の文化を海外に発信したいという池田さんの熱意に押されて引き受けました」

山笠作り当然大変ですが、その合間に作業をして、実際に虎が完成したということでした。

井上貴博キャスター:
虎もアイテムとして、ファッションの一つてことですよね。

熊崎風斗キャスター:
はい。やはりこれ、文化として非常に良いということで、北九州市の武内和久市長「世界的な視点からも評価をされている。北九州ならではのコンテンツ。ド派手衣装を観光資源とし活用していく」ということも話していました。

井上貴博キャスター:
これが北九州の全てじゃないんだっていう方もいらっしゃるでしょうけれども、ここまで来ると、ちょっと変わってくるのかなと、日本のやはりこの発信力っていうのは、世界で認められたんだなっていう気がします。

日比麻音子キャスター:
そうですね、ぜひこのモデルさんたちを現役の新成人にしていただいて、ニューヨークの成人式みたいな感じで、なったりしないかな。ちょっとワールドワイドな成人式。

井上貴博キャスター:
ニューヨークの成人式で、日本のこの「みやび」の衣装を着てももらう、いろんな選択肢が出てきそうな感じはします。