「はい、ご乗車ありがとうございました。ありがとうございました。」

先輩の指導のもと大きなバスを操るのは、園山天志(そのやまたかし)さん。出雲市出身の20歳です。

これまで、バスの運転に必要な大型二種免許を取得するには、「21歳以上」「普通免許保有歴3年」といった条件がありましたが、2022年、受験資格が19歳以上に引き下げられるなどしました。これを機に、一畑バスでは高卒採用をスタート。20歳のバスドライバー誕生は、島根県で初めてとなります。

一畑バス 園山天志さん
「ちょっと特殊な仕事で、朝は早くて夜は遅い。本当にバスの運転手になりたいって思う人じゃないとなれない職。どうしても、若い人が積極的に、簡単な決意では入れない業界だと思います。」

高速バスの運転など時に体力も求められるバスドライバー、園山さんが志した理由は、父の存在にありました。