地域の働き手不足にも貢献するパワフルおばあちゃんが、奮闘しています。
「私、好きだから。人と触れ合うのが好きだから」こう話すのは、島根県浜田市で介護ヘルパーとして働く畑岡しのぶさん(80)。
畑岡さんは60歳の退職を機に、セカンドキャリアのためにホームヘルパー2級の資格を取得。それから20年間、現役で介護の仕事を続けています。

仕事は週に2日から3日のペースで在宅介護の支援をしていて、この日も市内の利用者のお宅を訪問。
昼食を作ったり、体調を聞いたりと、限られた時間の中で手際よく仕事をこなしていました。
介護ヘルパー 畑岡しのぶさん(80)
「人との触れ合いがしたくてね。楽しいです。みなさんと出会えるからね。お話ができるしねー。私は大好きです」
「苦になることはないですよ。皆さんが喜んでもらえるのが、それが幸せ」

この訪問介護事業所では、畑岡さんの他にも70代の職員が10人いて、スタッフ全体の54%が60歳以上とのこと。
地域介護の働き手が不足する中、頼もしい労働力になっていると言います。
ライフピークス 齋藤憲嗣代表
「我々としては60歳以上の方を積極的に採用して就労支援をさせてもらっています。畑岡さんのように80歳を超えて現役で仕事をしてもらっているのは会社としてもありがたく思っています。畑岡さんの頑張る姿を見て同年代の方々に希望や勇気を持ってもらって、積極的に社会進出してもらいたいなという思いがあります」
80歳介護ヘルパーの奮闘は、これからも続きます。
介護ヘルパー 畑岡しのぶさん(80)
「これからも頑張りますよー!」