内乱による支援への影響が懸念

なぜ被害はここまで広がったのか。

リビアは、アフリカ大陸の北に位置する国。

「アラブの春」で、2011年にカダフィ政権が崩壊したあと、東西で、内戦状態が続いています。
こうした中での未曾有の災害に、救援や支援への影響が懸念されています。

首都トリポリに拠点を置く、西部の暫定政府は、被災地に支援物資を送ったとしていますが、東部の被災地域は、反対体制派が支配しています。

この状況について…

JNN前中東支局長 須賀川記者
「(東西が)いま非常にきわどいバランスに立っている状態で、お互いがそれぞれ、利権や覇権争いをしているときに、支援を送り込んでも、ちゃんと適切に届くのかどうかという不安はあるわけです」

一方、リビアは、原油の埋蔵量が、アフリカで一番多い国。
世界の石油価格は、洪水が発生してから3日間上昇し、現在は高止まりの状況です。

JNN前中東支局長 須賀川記者
「日本に直接、何か影響があるということは、現時点では、それほど考えられないが、市場に対する不安要素は、非常に大きなものがある。今後、じわじわと、原油高のひとつの原因になる可能性は、十二分にあると思います」

小川彩佳キャスター:
10年以上続く内乱で、整備が進んでこなかったインフラの脆弱性が、被害をさらに拡大させてしまっているとも言われています。天災だけではなく、人災という側面もあり、大変心配です。