小説への”強いこだわり”見せた青葉被告
青葉被告は京アニ大賞に、短編小説「ナカノトモミの事件簿」、長編小説「リアリスティックウエポン」を送っている。きょうの裁判では、初めて青葉被告が持っている「小説観」が明らかになった。
青葉被告によると、主人公を描く際は、ダメなところや短所を詰め込むことを意識するというのだ。「短所を描くことで『親しみやすさ』を持ってもらいやすくなる」と雄弁と話す姿に、小説家を志していたプライドのようなものが感じられた。それが反映された一節は、長編小説の中の、男子高校生が担任教師から「このままだと留年だぞ」と言われる場面だといい、この描写には「しょっぱなから、ダメ人間であることを表現したかった」という狙いがあるのだという。
ちなみにこの場面は、青葉被告が「京アニ作品『けいおん!』に盗用された」と主張している部分である。