石川県内13の市と町に水を供給している白山市の手取川ダムのついて、12日午後5時の時点の貯水率は19・8パーセントで、20パーセントを下回っていることが分かりました。

金沢河川国道事務所によりますと、ダムが完成した1980年以降、夏から秋にかけての貯水率としては過去最低だということです。12日開会した県議会でも「危機管理」を強調していた馳知事は今後、国と連携し、工業用水や飲料水など需要の実情を踏まえて対応していくと述べました。

馳浩 石川県知事
「今はとりあえず取水制限をするような状況ではないと聞いているが、水の需要と供給のバランスを数字に基づいて対応していくよう関係者に指示したい」

また金沢市内の水道に水を供給している犀川ダムの貯水率は、26パーセントとなっています。