米子バイオマス発電所 足利司 所長
「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。(原因については)ガスの充満ですとか、粉塵爆発をキーワードにしていくことになると思います」

詳しい原因究明は今後行っていくとした上で、これまでの火災発生時にも原因究明、安全対策には努めてきたと説明しました。

専門家は、今回何らかの理由で燃料である木質ペレットが発酵し、メタンガスや一酸化炭素といった可燃性ガスが発生。それに引火した可能性を指摘します。

公立鳥取環境大学環境学部 田島正喜 教授
「気になるのは、今回は単なる火災ではなく、建屋の爆発までいったということで、可燃性ガスが発生して、爆発したのではないかと思います」

今回の爆発について、発電所側は、「想定外」としています。

米子バイオマス発電所 足利司 所長
「(今回のような爆発は)この事業の中での想定にはございませんでした。ただ、発生した事実がございますので、そこを徹底して追及していくことが必要と認識しています」

米子市 伊木隆司 市長
「二度とこういう火災や爆発というものがあってはならないと思いますので、ここを一つの区切りとしてしっかりと原因を究明していただくこと、これが大切であると思っています」

伊木市長は事故原因の早期究明と再発防止、住民の理解が得られるまでの運転停止などを求めました。

米子バイオマス発電所では、今月中に付近住民への説明会を行い、原因解明と工事のため、少なくとも半年間は運転を停止する見通しを示しています。