高跳び用マットなどに限らず「地域クラブ」には、設備以外にもこんな「強み」がありました。

【RizeAC 後藤大介さん】
「陸上競技をずっと経験してきたコーチが指導できるという点と、全国に行きたい、県でトップ8に残りたい、っていう目標を持った選手が集まって切磋琢磨しながら練習できている点かなと思います」

RizeAC 後藤大介コーチ

全日本マスターズで優勝経験もある後藤大介さんらコーチ陣は経験も実績も十分。
さらにRizeACは、スポーツ科学や栄養学といった座学の講座も定期的に行い、子どもたちの可能性を広げています。

今夏、RizeACからは野村さんを含めた3人が全中に出場し、そのうち2人は初出場でした。

【女子100mハードル全中初出場 安部夢花さん】
「部活では全体の人たちを見て指導しているので、個人では指導されることもあるんですけど、RizeACでは個人もきっちり見てくれて、大会の動画もしっかり撮ってくれるので、自己分析がすごくしやすくていいです」

女子100mハードル 全中初出場 安部夢花(ゆめか)さん


レベルが高いコーチ陣による細やかな指導に加え、「高い志を持った仲間が集まる」ことも、競技力のアップにつながっています。

男子800m 全中初出場 中村亜簾(あれん)さん

【男子800m全中初出場 中村亜簾さん】
「部活1本でやっていたときはやる気が出なかったんですけど、こういう“ガチ”なクラブに入ることによって、やる気が出て…」