議長は「相談が直前で協議する時間がなかった」
2歳の娘を30分ほど1人にしておくこともできず、結局、諸井市議は質問の権利を失うことに。抽選への参加を認めなかったことについて、近藤喜典議長は会見で「相談が直前で協議する時間がなかった」などと釈明しました。
(豊橋市議会・近藤喜典議長)
「インフルエンザやコロナなどが陰性と判断できない状態では、抽選会に同席させることは不可能であると判断した」

議会の対応に市民は…
(豊橋市民)
「仕事も仕事だし子どもも子どもだし、気の毒だと思う」
「周りの方が理解していけばいいと思う」

9月4日の、一般質問初日。諸井市議は朝から子ども2人を幼稚園と保育園に送り届け、議会に臨みました。するとしばらくして、議会事務局の職員が諸井市議に紙を渡し小声で話し始め、諸井市議は一時議会を退席しました。
(諸井菜々子市議)
「保育園から(娘が)熱が出たから迎えに来てほしいと連絡がきた」

この日は一般質問に備え、事前に半休を取っていた夫が娘の迎えに対応したといいます。子育てと議員活動を両立させたいと考える諸井市議。議会に対して思うことは…
(諸井菜々子市議)
「私も至らなかった所はあるが、ある程度臨機応変さがあっても良いと思う」
豊橋市議会の近藤議長は「今回のケースも参考に今後環境整備に努め、子育て世代が参加しやすい議会運営を目指したい」などと話しています。















