今回米子市で発生した火災では、爆発を伴いました。これについては…

公立鳥取環境大学環境学部 田島正喜 教授
「ちょっと気になるのは、今回は単なる火災ではなく、建屋の爆発までいったということで、可燃性ガスが発生して、爆発したのではないかと思います」

何らかの理由で木質ペレットが発酵し、メタンガスや一酸化炭素といった可燃性ガスが発生。それに引火した可能性が考えられるといいます。

公立鳥取環境大学環境学部 田島正喜 教授
「ちょっと懸念があるのは、木質ペレットなんですが、大量に海外から輸入するケースがあって、海外での木質ペレットの製造工程で何らかの不純物が入ってきたりしていないかどうか、認証をすり抜けて偽装するケースも無きにしも非ずと聞いています。
そういう不純物がペレットの中に入って、それが発酵したことも考えられるので、今回の火災に関しては、その原因をよく突き詰めてほしいと思います」

一方で、バイオマス発電の中には、木質ペレットを燃料にする以外にも、木質チップを使用したり、スチームタービンという方式を使ったり、小型の発電設備だとガスエンジンを使用したりと、様々な技術があるということで、田島教授は、一概に危険だと思わないで欲しいと話します。

公立鳥取環境大学環境学部 田島正喜 教授
「バイオマス発電全般的に危険だということではなく、それぞれバイオマスの使い方い色んな手法がありますので、その手法に見合った安全管理を作り上げていくことが重要かと思います」