付近の住民
「しょっちゅうだもん、皆、もう嫌だって言ってる」
「あまりにも、1年も経たないのに何回もでしょう。もうここに住むのが嫌だ」
「近くに住んでるので、もっと大きいことがあったりしたら、怖いなという気持ちです」

住民らが口にする、不安。この施設で火災が発生するのは、少なくとも半年で3回目なのです。

実は全国各地のバイオマス発電所で火災が相次いでいると言います。

公立鳥取環境大学環境学部 田島正喜 教授
「バイオマス発電の燃料となる木質ペレットですね。それが火災の原因になっていると思います。
発電に使う場合は、なるべく効率よく燃焼させたいので、木を細かく砕いて均一な形状に成形します。木質の燃料ですから、自然発火して火災が起こるということは本当はあってはいけないんですけど、昨今バイオマス発電が普及拡大するに従って、色んなところで起こっています」

今年3月には、京都府にある舞鶴発電所で木質ペレットなどのバイオマス燃料供給施設で火災が発生。

今年1月には千葉県にある袖ケ浦バイオマス発電所で、木質ペレットの貯蔵サイロで火災が発生し、およそ4か月後に鎮火が確認されるなど、バイオマス発電所での火災が相次いでいます。

共通点は、米子バイオマス発電所のような木質ペレットを燃料とする発電所で火災が起きているということです。