鳥取県米子市で稼働するバイオマス発電所で9日、爆発が発生し、火の手が上がりました。
実はこの施設での火災は少なくとも半年で3回目。さらに全国各地のバイオマス発電所でも火災が相次いでいます。
二酸化炭素排出削減や循環型社会の実現といったメリットもあるとするバイオマス発電ですが、一体なぜ火災が相次いでいるのでしょうか。

激しい勢いでモクモクと立ち上る煙が爆発の大きさを物語っています。爆発直後、付近の住民が撮影した動画です。

撮影した付近の住民
「爆弾が落ちたんじゃないかというぐらい衝撃と地鳴りがして、何が起こったんだろうという感じがした」

BSS山陰放送が米子空港に設置している情報カメラも、爆発の瞬間をとらえていました。

爆発と同時に真っ赤な炎が上がり、その後、煙が立ち上っているのが分かります。

9日午前9時20分ごろ、鳥取県米子市にある米子バイオマス発電所で爆発が起き、火災が発生。鉄骨製の燃料受入れ建屋の壁が吹き飛ぶなどしました。

付近の住民によると、爆発の直前にある異変を感じたと言います。

付近の住民
「爆発の前にもうものすごく煙が出ていました。煙が出ていて、あらぁと思っていたら、その後すぐに爆発して、地響きもありました。家も揺れました」

しかも…